都会の環境を改善する?屋上緑化の詳細を学ぼう!


都市部の環境改善を図るのが目的

屋上緑化は建物の屋上部分に植物を植える行為です。主な目的として地域の環境改善がありますが、これは都市部に多く見られるヒートアイランド現象が関係しています。ヒートアイランド現象は排気ガスや冷房の排熱などが多く生じる都市部に起こりやすい、急激な気温の上昇です。屋上緑化を施すことで建物の断熱性が向上すると冷房の使用頻度が下がります。排気ガスや排熱の量が減少し、ヒートアイランド現象を防ぐことができるのです。また、植物の緑で景観を良くするのも屋上緑化の目的のひとつです。

屋上緑化は事前の準備が不可欠

屋上緑化は単に植物を植えれば良いわけではありません。建物の強度や植物の成長の度合いなど、様々な点を注意して入念に準備を進める必要があります。建物の屋上部分に土を敷き詰め、そこに植物を植えるのが一般的な方法です。そのため、植物が根腐れを起こさないように水はけを良くする必要があります。また、水を含んだ土や植物の重量で建物が傷んでしまうことも考慮しなければいけません。伸びすぎた根が建物を損傷させるケースもあることから、場合によっては補強工事を行う必要があります。水や肥料の供給も行う必要があるので、専用の設備を用意しておくことが屋上緑化を長持ちさせるための条件です。

環境に適した品種を選ぶのが屋上緑化を成功させるコツ

ひと口に植物と言ってもその特徴は品種ごとに大きく異なります。背丈が伸びる物やたくさんの葉を茂らせる物など様々なので、屋上緑化に用いる品種は慎重に選ばなければいけません。多くの場合、建物が密集する都市部で行うので葉や枝が飛散する品種は避けるのが賢明と言えます。また、害虫の被害に遭いやすい品種も注意が必要です。見栄えが悪くなる他、害虫が繁殖して周囲に被害をもたらすおそれがあります。小鳥などの小動物が定住しやすい品種は都市部の風景に彩りをもたらす効果がありますが、その一方で排せつ物が周囲に飛散するデメリットもあります。屋上緑化の際は地域の環境を踏まえ、どのような品種が最適なのかを判断することが重要です。

維持費が嵩みやすいので注意が必要

都市部の環境改善に役立つ屋上緑化ですが、維持費が嵩みやすい点を注意しなければいけません。植物を枯らさないように肥料を与えたり、無駄な枝を剪定するなどの作業が不可欠です。また、隣接する建物に植物の葉や枝が入り込まないようにネットなどの設備も必要になります。屋上緑化は長く続けることを前提としているので維持費も嵩む傾向があります。事前の見積もりを入念に行う他、手間がかからない品種を植えるなどの工夫も欠かせません。

環境問題が世界中で騒がれている中で、都市部を中心に広がりを見せているのが屋上緑化です。その名の通り屋上に植物を植えることで、空気循環を促すだけでなく緑を見ることでリラックス効果も期待出来ます。